金のなる木の育て方

日光と温度管理

 

金のなる木は基本的には日光を好む植物ですから、できるだけ日当たりのよい場所で育てるのが理想的です。しかしながら、日陰であっても十分に育ちますので、一年を通して室内で育てることも可能となります。

 

ただし、金のなる木を日陰の場所で育てた場合、その葉の色ツヤはそれほど変わりませんが、株自体が間延びした感じになったり、茎が細くなったりして軟弱にになります。

 

真夏の時期などは、ベランダなどに置いておくと強烈な直射日光を浴びることになりますから、半分日陰になるような場所で育ててもよいでしょう。冬になっても氷などが張らない暖かい地方では、ずっと戸外で管理することも可能です。

 

金のなる木の越冬温度は、だいたい1~3℃くらいです。したがって、地植えにしたり軒下に置くだけでも充分に越冬することが可能ですが、やはり鉢植えにして室内に取り込んだ方が無難です。

 

また、やや土を乾かし気味に管理すると耐寒性が増します。しかし、0℃以下の寒さに当ると、さすがに葉や花が凍り付いてしまうので、注意しましょう。

 

冬の初めの霜が降りる頃になったら、夜の間だけ室内に取り込んでおき、昼間は戸外で日に当てるようにすると良いと思います。さらに気温が下がってくるようになった場合は、氷が張る前に室内に取り込むようにしましょう。うっかりして戸外に出し忘れないように気をつけて下さい。